睡眠の短縮限界
全く眠らないでいることは不可能ですが、椅子に腰かけて、しばらくうとうとすれば十分だという人はときどきいます。
スペインの画家ダリは床の上にブリキ板を敷いて、そのそばの椅子に腰かけ、スプーンを手に持ってうとうとします。
眠りに入るとスプーンが手から落ちてブリキ板にあたって音をたてるので目を覚まします。
スプーンが手から離れてブリキにあたるまでの間の睡眠で十分に元気を回復するといっています。
ダリのいうような状態は誰しも経験しています。
睡眠不足が続いてくると、瞬間的に布団 羽毛の夢を見たり、仕事中に睡魔に襲われて耐えられなくなってきます。
そんなとき机にもたれて1、2分うとうとしただけで頭がすっきりします。
睡眠の専門家が科学的に調べた例では、54歳と30歳のオーストラリアの男性で、1日平均2時間45分しか睡眠をとらなかったという報告があります。
またイギリスの女性で約1時間という報告もあります。
しかし、これらは研究者にとっては大変貴重な例ですが、極めて例外的なことです。