精神病と不眠の関係 2
少しずつ病状が進行しているようですので、また近いうちに幻覚や妄想とともに、不眠症が出現してくる可能性があります。
次の症例は、分裂病の症例。
K.Aさん(21歳)男性予備校生です。
K.Aさんは、高校卒業後大学入試に失敗し、浪人して東京で予備校に通っていました。
夏頃までは予備校に並日通に行っていたらしいのですが、9月になってから、だんだん予備校を休むようになったようです。
家族は地方にいるので、本人の状態がまったくわからなかったとのことですが、10月頃に、用事で上京した母親が荒れ放題の下宿の部屋で、パジャマのまま昼間から羽毛 掛け 布団の上でゴロゴロしている息子を発見して、びっくりしてしまいました。
高校までは病気もせず、成績もまずまずだった息子が、髪の毛はのび放題、着ているものもうす汚れていて、すっかりやっれはててしまっていたのですから、びっくりするのが当然です。
早速実家に連れかえって、その後私の診療所を両親と共に受診されました。
診察室に入ってくると、すぐにこれはノイローゼやうつ病のような状態ではなく、分裂病であることが推察されました。
顔は表情に乏しく、質問に対する答は簡単にはしますが、自分から悩みなどを訴えることはありませんでした。